vol.001

歯周病があるけどインプラントできるの?

室長先生
室長先生
どうしたんですか?浮かない顔ですね。
わたし
わたし
お煎餅を食べていたら歯茎から血が出てしまって…。そういえば、最近歯磨きをしていても血が出てしまうんです。力は時に入れていないのに。これって歯周病でしょうか?
室長先生
室長先生
そうですね、歯茎から出血しているというだけで一概に歯周病とは言い切れませんが、Aさんはブラッシングを十分に行っていますか?
わたし
わたし
そう言われるとそんなに時間をかけて歯磨きをしていないかもしれません。上の歯、下の歯と一巡したらそれで終了って感じです。甘いものは大好きです!ほぼ毎日食べてますね。
室長先生
室長先生
歯周病は、不十分なブラッシングだけでなく、生活習慣も大きく関わってきます。例えば、偏った食事や不規則な食生活をしていたり、ストレスが溜まっていたり、歯ぎしりや食いしばりの癖があったりとか。喫煙や肥満も歯周病を進行させる要因のひとつです。そのため、歯周病治療では生活習慣の見直しも大切になってきます。
わたし
わたし
一筋縄ではいかないんですね。でもいざとなったら、歯周病で抜けた歯はインプラントで補うという手もあるのではないですか?
室長先生
室長先生
歯周病とインプラント治療を分けて考えることはできません。なぜなら、抜けた歯が歯周病であるということは、すでに他の歯も歯周病にかかっていることも考えられるからです。
わたし
わたし
ということは、歯周病になった人はインプラント治療が受けられないということですか?
室長先生
室長先生
そうではありません。状況や程度によっても異なりますが、事前に、またはインプラント治療と並行して歯周病の治療もしっかりと行い、口腔内の環境を整える必要があります。そうしなければ、せっかく埋め込んだインプラントもインプラントの歯周病を引き起こしてしまうかもしれません。インプラント周囲炎と呼ばれる状態です。せっかく埋め込んだインプラントの周囲の歯茎が腫れたり出血したり、さらに放置するとインプラントがグラグラしてしまったり、最悪の場合は抜かなくてはなりません。
わたし
わたし
でもまた埋め込めばいいのではないですか?
室長先生
室長先生
もちろんそれは状況により可能ですが、せっかく治療したインプラントは長持ちして頂きたいですし、再度の治療となると費用も時間も掛かってしまいます。ですので、歯周病の治療もしっかりと行いお口の中の環境も整え、失った歯を補うためのインプラント治療も行うのがベストなのです。
わたし
わたし
そうなんですね、、、。インプラントをするにしろ、健康な口腔内を保つことが大切なんですね。歯磨きのやり方、見直します。
室長先生
室長先生
口腔内の環境をキレイに保つことが、歯もインプラントも同様に長持ちさせる秘訣です。