vol.005

インプラントの正しいケア方法を教えて!①

インプラントの正しいケア方法を教えて!①

わたし
わたし
今日は定期的な歯科検診です!しかし毎日歯磨きを頑張っているのにどうしていつもこんなに磨き残しがあるんだろう…。
室長先生
室長先生
今日は正しいブラッシングをマスターしていきましょう!
わたし
わたし
先生、歯磨きって、本気でやると、なかなか疲れるものなんですね。
室長先生
室長先生
確かに、いつも何となく歯ブラシと歯磨き粉を“歯にこすりつけている”磨き方にしてしまっていては、とても労力のいる作業に感じるのかもしれませんね。
わたし
わたし
ちなみに人工の歯に変えたら、歯磨きをしなくてもいいんですか?/span>
室長先生
室長先生
…すぐに楽なことを考えるのは悪いクセですよ。人工の歯、例えば、インプラントを埋め込んだ場合でも、天然歯と同様に丁寧なケアやメンテンスが必要になってきます。
わたし
わたし
えー?!人工だから虫歯にもならないのに、何で?
室長先生
室長先生
“人工”だからこそ、なのです。ご存知の通り、インプラントは失った歯の代わりに、人工の歯根を入れて、セラミックなどの人工の歯を設置することで、再び咀嚼する喜び、思いっきり笑顔になれる幸せ、そういったかけがえのない満足を取り戻す治療です。ここで注意しなければならないことは、歯根も歯も“人工”である、という点です。私:えっと、どういうことですか?
わたし
わたし
えっと、どういうことですか?
室長先生
室長先生
つまり。人工なので“神経”がないということです。神経がないということは、「しみる」「痛い」といった自覚症状が表れないということです。インプラントにしたら、確かに虫歯にはなりません。これはメリットの一つです。神経がないので「冷たいものがしみる」といった不快な症状もありません。しかし、虫歯にならず不快な症状も無いからといって日常の歯磨きを怠り不衛生な状態が長く続くと、インプラント周囲炎という“インプラントの歯周病“がおこりえます。
定期検診を受けず、気づかずに放置してしまうというケースも少なくありません。せっかくインプラントにしたのに、再度処置をする羽目に。時間や費用もかけてインプラントにしたからこそ、是非大切にしてください。ご自身の歯と同様に、日常の歯磨きと定期的なメンテナンスは必要になると言えるでしょう。

<次回、インプラントの正しいケア方について実践方法を紹介!>